第9章 〜心臓の音とクリスマスと〜
少しだけ特別編
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もそもそ…
『うぅ…ん…さむっ…あ…朝だ…』
ハ「ん…」
え?なんでハリーが?!
『…あ、一緒に寝たんだった…』
ハ「…あれ?#NAME1#、おはよう…」
『あ、ごめんね?起こしちゃったかな?』
ハ「ううん…寒くてね…あれ、ロンは?」
『多分先起きたんだと思うよ』
ハ「じゃあ行こっか」
『うん。寒いねー』
手に息をかけながらこすり合わせていると、
ハ「はい、どーぞ?」
ハリーが手を出して来た。
『え、どうしたの?』
ハ「さ、寒いから!」
『っうん!』
私とハリーは手を繋いで降りていくと、ロンはやっぱり先に起きていて、何やら突っ立っていたけど私達の足音で気付いたらしく、振り向いた
ロ「おはよう、ハリー!#NAME1#!メリークリスマス!」
「『メリークリスマス!ロン!』」
ロ「君達にもプレゼントが届いてるよ」
『わぁ!本当?!』
ハ「僕、生まれてきて初めてクリスマスプレゼント貰ったよ!」
ガサゴソ
『ロン、素敵なセーターね』
ロ「あ、ありがとう…あ、ハリーと#NAME1#にもセーターあるよ」
ハ「本当だ…!」
『可愛い…!』
ロ「うちのママ、そんなにクオリティの高いセーター作るなんて…よっぽど#NAME1#のこと気に入ったんだな」
私が貰ったものは薄ーい水色の三つ編み入りの可愛いセーターだった。すごく可愛いくて一目惚れした
『ロン!モリーさんに今度ありがとうございますって言っておいて!とっても素敵ですって!』
ロ「おーけーぃ」
ハ「…透明マントだ!!誰からかはわかんないけど…これ、パパのやつだったのかな?」
ロ「すっげぇや…!」
『すごい…!差出人…は書いてないね…どうして?』
ロ「一応メモには君のお父さんのって書いてあるね」
『あ、私のもうひとつあった。お父様とお母様からだ!』
お父様とお母様からはふわふわの白のポンチョだった。
『可愛い…!欲しかったんだ!』
ロ「じゃあ早速大広間に行ってご飯食べようよ!」
ハ「僕もお腹空いたよ」
『うん!行こっか!』