第9章 〜心臓の音とクリスマスと〜
~ハリーside~
久しぶりに僕sideだ
パ「さぁ!今日はもう遅い!皆、寝るよ!」
ガタガタ
コンコン
ガチャ
『お、お邪魔します…』
寝る準備をしていると、#NAME1#が控えめに入ってきた
ロ「あ、#NAME1#。おやすみ」
『ロン、おやすみなさい』
ロンと挨拶してるだけでちょっとヤキモチ焼いちゃう僕。
今は僕だけを見ていてほしい
ちょっと意地悪しよっかな?
パチン
『え?!あ、電気消えちゃったから見えない…うぅ…』
急に暗くなって怖いのか、プルプルしてる#NAME1#。
凄く可愛い…
ハ「#NAME1#…こっち」
『ハ、ハリー?』
ガタッ
『え?』
ハ「あ」
ぼふっ
『いっ…たくない?』
うっわぁ…つまづいた#NAME1#がベッドの端っこに座ってた僕に抱きついて来た…(たまたまです)
抑えろ…抑えるんだ僕…
だんだん暗闇に目が慣れて来て、#NAME1#の姿が見えるようになって来た
『うぅ…はりぃ?』
暗闇が怖いのか涙目になっている#NAME1#が、ずっと口を開かない僕が不思議に思ったのか、僕を見上げて来た
…上目遣いで
ハ「…#NAME1#、誘ってるの?」
『ち、違っ…』
ハ「冗談。おいで?もう寝よう。明日はプレゼントが待ってる」
『プレゼントか…なんだろうな』
もそもそと僕の左側に布団へ入ってきた
そしたらいきなりギュウっと抱きついて来たから少しびっくりした
『ごめんね。寒くって…』
ハ「大丈夫。正直恥ずかしいけど…」
聞こえないように言ったつもりだったけどこの静寂には勝てないみたい
『私も…恥ずかしいな』
ハ「こんなに静かだと心臓の音が聞こえそうだね」
『…私ね、心臓がうるさいから、ハリーに聞こえちゃうんじゃないかなって思うの』
そっと#NAME1#の手を引き寄せて胸に当てる
ハ「…分かる?」
『…うん』
ハ「…近いうち、雪だるま作ろっか」
『どうしたの?いきなり』
ハ「クリスマスと言えば雪だるまかなって」
『クリスマスと言えばサンタさんだよ。…でも、そういうのも悪くないかもね…おやすみハリー』
目を瞑った#NAME1#の額におやすみのキスを落として僕も眠りについた
~愛する人にメリークリスマス~