第7章 〜やっぱり一番!〜
~その頃#NAME1#は…~
女子トイレに入ると、女の子のすすり泣く音が聞こえた。きっとハーマイオニーだ。
『ハーマイオニー?ねぇ、出て来て?私、貴方に話したいことがあるの』
ハマ「いいわよ今更…」
は、ハーマイオニー?
『な、何、言ってるの?』
ハマ「いいわよ今更!貴方だってロン側なんでしょ?!私なんか…私なんか…どうせひとりぼっちだわ…」
ドクン…と心臓がはねた
まるで、昔の私を見ているようだった
バキィッ!
私はハーマイオニーが入っているトイレのドアを蹴破った
ハ「?!?!?!」
案の定ハーマイオニーは驚いてるし。私が近づくと震えてるし。
ギュッ
私は何も言わずにハーマイオニーを抱きしめた。ハーマイオニーが口を開くまで黙って抱きしめてあげた。
ハマ「…うっ。うぅ、ヒック、グスッ…」
『いいんだよ泣きたい時は泣いて。私がいるから…そばにいるから』
ハーマイオニーは壊れたように泣き叫んだ
ハマ「うっ、#NAME1#…!私、怖かった!一人になっちゃうんじゃないかって!親友だと思ってた#NAME1#までもが私から離れて行っちゃうんじゃないかって!怖かったの…っ!」
今のハーマイオニーを見ていると昔の私を思い出す…だからハーマイオニーの今の気持ちが分かる
痛いくらいに…
~ハーマイオニーside~
#NAME1#は、私が怖いと言うと、大丈夫。私がいるからとでも言うように抱きしめる力をまた少し強くした
しばらく私がぐすぐす言っているとトントンと一定のリズムであやしてくれた
#NAME1#ほどの心優しい子がいるだろうか?そうそういないと思う。#NAME1#の過去はハリーから少し聞いた。自分が今の私と同じ思いをしたからきっと私の気持ちを分かってくれてるんだと思う
ハマ「#NAME1#。ありがとう…もうだいぶ落ち着いたわ…」
『そっか。よかった!』
きっと気を使って明るく振舞ってくれてるんだ…
ギュッ
ハマ「…ありがとう。#NAME1#!!」
『、いいえ!』
~ハーマイオニーside終了~
ドスン!ズルズル…ドスン!ズルズル…
…何か大きな音が近づいてくる
ハマ「ひっ!」
私とハーマイオニーはゆっくり顔を上げると
そこにはトロールがいた…