第4章 〜君がいてくれて〜
汽車を降りると新一年生を誘導しているハグリッド?さんがいた。
ハグ「イッチ年生!イッチ年生はこっちだぁ!」
『ハリー、ロン、行こっ!』
ハーマイオニーも一緒に行こうとしたけど、先に行ってしまったようで…残念!
ハ・ロ「「うん!」」
ボートから見るホグワーツはとても綺麗で感動した。
『わぁ…綺麗…』
ハ「僕達、これからここに通うんだね…」
ロ「凄いな…」
そして学校の中に入ってからも驚きは続いた。
ロ「うっわぁ!広いな!」
ハグ「ここで待っちょれ」
ハグリッドと入れ替わりで緑色のローブを着た女性の先生が出て来た。女性の先生はなにか皆に話しているみたい。
ハリーがさっきから妙に静かだからハリーのほうを見てみると何処かを見ていて。
ハ「…」
『…ハリー?どうしたの?』
目線の先を辿ってみると、色素の薄い金髪のオールバックの子のことを見ていた。
いや、睨んでいたとも言える。
その子もハリーを睨んでるようで…
お互い、嫌いなのかな…?
『あの子の事、あんまり好きじゃないの?』
ハ「うん…ちょっとハグリッドとダイアゴン横丁に買い物に行った時に色々あって…後、ちょっと今嫌な気持ちになることがあってね」
するとハリーは私の手をするりと繋いできた。
ど、どうしたんだろ?結構恥ずかしいのですが…
『ハ、ハリー?』
金髪君はどうしたんだろう?
チラリと横目で金髪君の方を見てみるとパチリと結構普通に目が合ってしまった。
少し様子を伺っていると彼がこっちに向かってきた。
ど、どうしよう!喧嘩とかにならないよね?!
私こう見えてかなりの平和主義者なんですよっ!
ロ「#NAME1#、#NAME1#」
『ん?どうしたの?』
ロ「あいつドラコ・マルフォイって言うんだ。あいつの家は純血で、最大名家なんだ。でもあいつの家族みんな嫌なやつでやばいって噂だよ」
『へぇ…そうなんだ…』
ロンが耳元でボソリとそう教えてくれた。
あ、目の前に来た。私じゃなくてハリーに用があるみたい。ちなみにハリーと手を繋いだままです。
いや、マルフォイくんは嫌いじゃないよ!?でも、ちょっと睨み殺されそうで怖いなって思って…
なんというか、蛇に睨まれたカエルとはこういう事を言うんだなぁと思いました。まる。