第4章 第4章 些細なことでもダメです!
些細なこと。
それは周りからすれば全然大したことないけど、本人からすれば結構大事なこと。
宏は周りの意見よりも自分の意見を尊重するタイプだから、ちょっとでも引っかかってしまうと熱くなるんだよな。
宏「尚也、どうした?」
尚「宏、お前にとってこのお揚げはどのくらいの価値があるんだ?」
宏「そうだなー…、この昼ご飯の中で最も大きな存在だな。」
舞「それ、大袈裟じゃない?」
宏「何言ってんだよ!おいしいだろ!」
杏「わかるわかる!おいしいよね!」
尚「杏奈、なんかちょっとずれてる。」
杏「え、あ、何かおかしいこと言った?」
尚「この話はまた放課後しよか。今は食べたい!」
宏「いただきます!」
尚「いただきます!」
杏「舞ちゃん、何かおかしなこと言っちゃったかな?」
舞「大丈夫だよ!そんなかわいい杏ちゃんを私はいただきます!」
杏「なんでそうなるのー!!」