第4章 Similar to confession
ひ、ひ、と赤ちゃんが泣き出すような声が勝手にでて、恥ずかしくなった。
「.....す....すっごく、いや、だったん、だよ。」
「....あぁ」
「あの人が、言った、の.....ロー、みたいな、かっこいい、おとこの、ウワキ、なんか、ゆるせって.....」
「.......」
「たしか、に、そう、かも、ッしれない、けどッ....
わたし、はッ、むりッ....」
「あぁ」
「ロー、の....んっ....ローの、優しい手が、ほか、他の、
女の人に、ふれるなんて......たえられる、わけ、ないッ....」
「あぁ、悪かった。」
カーテンを握り締めていた手の力を抜くと、暗がりの中だけど、少し皺になっているのがわかり、ごめんロビン、と心の中で謝った。
私の体の力が抜けたのがわかったのか、ローの手からも力が抜け、解放された。
そして、顔だけ出るように、小さくカーテンをめくられる。
でも、まぶたが熱を持っているのを自覚していたから、
俯き手の甲で目元を隠す。
「め、目......すごいから....今、見ちゃやだ。」
「気にしねぇよ。」
「.....何でもいうこと、聞くって言ったのに。」
「ならそのままでいい」
そういったくせに、目元を隠していた手を強引に外されたから、文句を言おうとしたら、
まぶたに、ローの唇がそっと触れた。
自分のまぶたが熱を持ち過ぎているからか、少し冷たいその唇が、心地良い。
ローにこんな風にされるなんて.....と、
恥ずかしくて、嬉しくて。
また涙が溢れる悪循環。
身体を包んでいたカーテンを全部剥ぎ取られ、直接、抱きしめられる。
ローのいつもの匂いにホッとして、私も背中に手を回した。