第3章 On the side

ゴクッ…とローの喉が鳴り、必死に伸ばされた震える指先を己のと絡め、しっかり手を繋いだ。

「…ンな顔すんな…止まんなくなる…」

「んっ…来て…ロォ…」

「あァ…」

アオが傷付かないよう自身で入口を上下に何度も擦り、蜜を絡めていく。

「あんっ…や…焦らさないで…」

アオが涙目で首を緩く振ると、ローは小さく笑って

「力抜けよ…」

「アアッ…んっあ…！」

ゆっくり腰を落とし、すべてを埋め込んだ。

「はっ…お前ン中…あったけ…」

「ッ…ロォ…も、熱い…」

「すげ…ヌルヌルして…ッ…絡み付いて…」

すぐイッちまうよ……と耳元でローが囁くから、応えるように肉壁がキュッと締まった。

「…動くぞ…っ」

眉を寄せたローが、顔を赤らめて腰を揺らし始める。

ズンズン突き上げられる度にアオの咽が仰け反り、その綺麗なラインにローは唇を落としていく。中に入って繋がっているのに物足りなくて、肌のすべてを密着させた。

「んっ…あっ…いい、よぉ…」

「気持ち…いいか？」

「い、いッ…もっと…早くっ…」

背中に回った腕に力が入って、アオが強くローを抱き締める。ローはその腕に頬擦りすると、柔らかな二の腕にキスをした。

「あんま早くしたら…すぐイッちまうぜ…？」

それでもいいと告げるとローは嬉しそうに笑い、すぐ様激しく突き上げてきた。

「あっ…は、あんッ…」

「アオッ…っ」

アオの頭を抱えるように腕を置き、貫いては顔のあちこちにキスを降らす。

いつの間にかロー腰にアオの両足が絡み付いていて、彼女もより深くローを受け入れようと必死だ。

「ああっ…も、やぁッ…」

「ん…？イキそうか…っ…？」

「ロ…ロォッ…アッ…あっ」

吸い付き絡み付く内部を抉るローの、呼吸も荒く、二人で高みを目指す。

「やっ…ああァァッ…！」

「…んっ…俺、もっ…」

何度となくアオの奥を突き上げて彼女の膣が痙攣を始めた時、

強過ぎる締め付けにローも、勢いよく精を吐き出した。

「は…っ…ん、くっ…」

数回、突き上げるように体を動かしてすべてを出し切ると、ぐったりとしたアオの上に覆い被さる。

「アオ…」

「ん…」

久しぶりに触れたこともあって、ローは何度も彼女に口付けて、会えなかった時間を埋めるようなキスに、幸せを感じた。