第2章 最悪運者の目撃
『ありえない』
わたしの分まで入部届けもらってきてるとかほんとありえない影山飛雄。
アホなくせにそこまで計算するか、
「次の練習試合のときに出すから書いとけよ」
『なんで強制なの、私は入るなんて一言も言ってないできないし』
「そんでも中学んとき普通にマネージャーしてたじゃねぇか」
『バレーとか興味ないし、めんどくさいし』
中学だってお前に無理やり入部届け出さされただけだし、すごい。中学とデジャヴすぎて生活が。
それに、中学ではとんでもない先輩に目をつけられてもうめんどくさい関係はゴメンだ。