• テキストサイズ

恋しちゃってるようで

第1章 無関心彼女の憂鬱


『今日は日向と自主練じゃないんですか?』




この週は、土曜日の練習試合に向けて昼休みにも日向とともに練習している菅原先輩。

彼の横に、その小さな姿が見えないので聞けば、



「授業中に居眠りしたらしくて、先生に呼び出しくらってたんだよなぁ」と、苦笑い。



『ほんとに居眠りで呼び出しとかあるんですね』

「この調子じゃ、田中も寝てるかもなー」

『ちなみにうちのクラスの影山もぐっすりでしたよ』



菅原先輩が、わたしの言葉にこんどこそため息を漏らしていた。それはそうだろう。


それにしても、ホントよくできた先輩ですね。






関係もないのに、朝練にも来るようになったし。
主将の、澤村先輩めっちゃ怖いらしいじゃないですか。


なのに、後輩のために昼練まで付き合うなんて。


『ほんとよくできた先輩ですね』
/ 32ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp