第1章 わすれられない夏
「彩〜私の分まで作ってくてたのっ!
ありがとう///
愛してるよー」
『もう結衣ったら・・。でも喜んでもらえて良かった。
みんなにも喜んでもらえてよかった』
「おーいお前たち、もう帰る時間だぞ。
早くバスに乗れ!」
顧問の牧田先生が呼びにきた。
『すみません。今行きます。
支度できた人からバスに向かって!』
「「「「「はいっ。」」」」」
支度を済ませバスに向かう部員を見送り、最後に私も会場を去ろうとしたとき、今まで出てこなかった涙が溢れてきた。
会場を出て私は会場に頭を下げながら・・・
(ありがとうございました)
心の中でつぶやいた
バスに戻る頃までには涙はおさまっていて、バスの中では今日の反省会をしたり、次期部長と副部長を決めた。
こうして私たちの夏は終わった。