お姉ちゃん大好き(黒子紫原ショタ夢)ライバルは赤司様
第1章 お姉ちゃんと一緒
体が痛い。
あざができた。
最初チアではメインを任されたけど、バク転練習してみたけど全然できなくて、あたしはメインを外された。
(悔しい……)
それでも、結構頑張ってセンター付近を任されるようにはなった。
少しでも2人に頑張ってほしいし。
かわいいチアガールの衣装も、お気に入り。
こんなあざだらけの状態じゃなくて、きれいな肌で踊りたいから、なるべく怪我しないようにしなきゃ。
「いけいけ! 白組!」
「ファイト―白組!」
精一杯声を振り上げる練習をする。
のどが渇いて、水分を取る。
自分が情けなくて弱音を吐きそうになる。
すると、遠くで走る回ってる1年生が見えた。
ミニリレーの練習らしい。
征十郎君が1番で、敦君がラストを任されているらしい。
遠くから見ていても、2人は早かった。
1年生だけど、多分6年生に混ざってもそこそこの成績を出すんじゃないかな?
「あたしもがんばろう」
2人を見てると思わずやる気が出てきて、あたしはぐんと伸びをして練習に戻った。
一瞬敦君と目が合ったので、ひらひらと手を振ると、敦君がぶんぶん手を振って征十郎君に叱られていたのは笑えた。