第3章 アイドルのステージへGO!
気がつくと、私は寒空の下、ベンチに横たわっていた。
「あれ?」
宮地先輩も、高尾も緑間も居ない。
時刻は午後10時。トークショーはとっくに終わり、周りにも人影はない。
「ていうか、女の子を冬の夜にほったらかすって、
どういう事よ……ブツブツ」
緑間「……起きたか」
「うわっ!」
隣のベンチに、緑間がいた。
「……宮地先輩と高尾は?」
緑間「帰ったのだよ」
「え!?じゃあ、あんたはなんでいるの?」
緑間「バカは風邪を引かないと言うから、お前は風邪を引かないかどうか、
検証していたのだよ」
「それって遠回しにバカって言ってるよね?」