第7章 文化祭【坂田銀八】
今日は凛が通う高校の文化祭の日。
凛のクラスではメイド喫茶をする事になっていた。
凛「いらっしゃいませ、ご主人様。お席にご案内します。」
女子はもちろんメイド服で客の対応、男子は厨房での仕事だった。
そして今、凛はちょうど店番の時間。
凛「はぁ…今、講堂でZ組の男子達がバンドしてるのに…行きたかったなぁ…」
凛が所属するZ組の、沖田総悟や土方十四郎、ゴリラなどが"THE SHINSENGUMI"というバンドを組んでいた。
凛「あの人も…きっと観に行ってるんだろうなぁ…」
客のオーダーを厨房に告げて、凛はため息を一つ吐いた。
凛「…会いたいなぁ…」
銀「うぃーっす…繁盛してっかぁ?」
凛「!?」
やる気の無い声のした方を見れば
銀「お!一ノ瀬じゃねぇか。」
愛しの…
凛「銀八先生!!」