• テキストサイズ

【銀魂】春夏秋冬【裏・短編集】

第29章 反乱【阿伏兎】




春雨第七師団には厄介な奴がいる。

何が厄介かっていうと
そいつの立場、性格、人種…etc

要は存在自体が厄介。



「団長。そろそろ着くぞ。」

「んー?もう?俺、もうちょっと寝ていたいんだけど。阿伏兎が一人で全部終わらせてきてよ♪」

「俺一人だと一週間は滞在する事になんぞ。」



そして今、俺ら第七師団は春雨の仕事でとある星にやって来た。

ちなみにこの団長も厄介っちゃあ厄介だが、それとは別のヤツの話。



「仕方ないなぁ。こんな弱っちい星に一週間なんていたくないからね。」

「星壊すなよ、団長。あくまで一番上に君臨する野郎を仕留める事が任務だからな。」

「へーいへい♪」



分かってねえな、コイツ。



「(まぁ今さらか。)」



諦めの混じった溜め息をつき、星に降り立つためにドアの前に立った、その時。



「あ、いたいた!阿伏兎ー♪」



出た。



「何だ。珍しく見送りか?」

「そんな事するわけないじゃん♪あのね、お願いがあるの!」



俺が今最も警戒しているヤツ。

第七師団所属、凛。

こいつのお願い事なんて、絶対ろくな事じゃない。
/ 406ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp