第25章 反省会【佐々木異三郎】
「さて、次はどうしましょうかね。」
何だか楽しそうに凛の体を眺める佐々木。
だが我慢出来なくなったのは凛の方だった。
「局長…」
「はい?」
「欲しい…です。」
「…!」
「局長のを、ください…」
素直にそう言えば、佐々木は支えながら凛を優しく立たせた。
そして優しく壁際までエスコートする。
壁に向かって立たせ、壁に取り付けられたフックに手錠の鎖を掛けた。
そして凛の耳にそっと口を寄せて囁いた。
「見廻組局長であるこの私が、獣のようにあなたを貪る姿を見ないでください。自分でもどんな顔をしているか…」
佐々木なりの照れ隠しなのだろう。
佐々木に背を向けてはいるが、凛はそっと目を閉じた。
これから来る快感への期待を胸に抱きながら。