• テキストサイズ

【銀魂】春夏秋冬【裏・短編集】

第25章 反省会【佐々木異三郎】




「き、局長…?」

「一体、何人に身体を許したんですか。」

「…………。」



無言。

それは暗に、一人や二人でないという答えを表していた。



「組織に溶け込むためには仕方のない事でした。」



凛は潜入中、幹部に取り入るために、望まれれば身体を許した。

時には自分からけしかける事もした。

全ては任務遂行のため。



「仕事に対する姿勢は見事ですが…少し度が過ぎています。」



見廻組がアジトに乗り込み凛を発見した時、彼女はタオル一枚を体に巻いただけだった。

その傍には凛が斬り殺した幹部の死体がゴロゴロと転がり、何より隊士達を驚かせたのは、凛が血と精で赤と白に濡れていた事だった。



「捨て駒は横取りされようと潰されようと痛くも痒くもありません。」



佐々木は凛のガウンを掴んだ。



「局長…?何を…」

「でも捨て駒でない私の「もの」に赤の他人が手をつけるのは…堪らなく嫌ですね、私は。潔癖エリートですから。」



そして凛が着ていたガウンを剥ぎ取った。



「他人に汚されるくらいなら、私が汚します。」
/ 406ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp