第19章 誕生日【土方十四郎(5/5)】
「止めて!土方さん!!」
「暴れるな。落ち着け。」
「それなら、せめて電気消してくださいよぉ…」
抵抗しようにも、一度絶頂を迎えた体は言うことを聞かず、土方の力にかなうはずもない。
凛は土方に背中をさらけ出す形になってしまった。
だが今まで、傷を見られたくないと凛が言ってからは一度もこうはしなかった。
それをなぜ今更。
「隠すな。」
「嫌だ…嫌です…うぅ…」
「なぜそこまで嫌がる。」
「だって…」
凛の目からは涙が一滴垂れた。
「傷物の女なんて……嫌われる…」
そう言って泣く凛を、土方は無言で背中から抱き締めた。
「思わねえよ、そんな事。」
「でも…っ」
「……くそっ…!」
まだなお少し抵抗する凛の足を開き、土方は問答無用で自分の熱いモノを凛の中に捩じ込んだ。