第18章 入学式【坂田銀八】
「坂田先生…あの…」
「んー…ちょっとまだこのままにしといて。」
射精も終えたのに銀八はまだ凛の中に自身を沈めていた。
「お前ん中、すんげぇ気持ちいい……ていうかさ、俺の事も名前で呼んでよ。」
「え!?」
「俺も名前で呼ぶからさ、ねっ?」
「ええぇぇ……」
「ほら、呼んでみろよ。」
下半身は繋がったまま、銀八は凛の上半身を引き寄せて迫った。
だがそうお願いされると余計に恥ずかしくて名前を呼べない。
凛は顔を背けて焦っていた。
「うぅ……ぎ……」
「ん?」
「……………………………銀八…………さん……。」
あ、キた。
顔を真っ赤にしながら上目使いで名前を呼ぶ凛が、銀八の心に刺さった。
同時に銀八の息子も元気を取り戻す。
「え?ちょっと!?」
「うー…ん。また勃っちゃった☆もう一回シよ?いや、シます。」
「待ってください!もう無理…」
「俺が無理。」
「ちょっと……止めてくださいってば!」
凛の限界も知らずサカる銀八が、凛の平手打ちを食らったのは…自業自得。
「まあ結果として、心が通じ合えたんだから良しとしよう。」
「まあ…それは…嬉しいですけど……」
「それを祝してもう一回…」
「しませんってば!!」
もう一発平手打ちを食らったのは、言うまでもない。
━ fin ━