第17章 誕生日【山崎退(2/6)】
結局、沖田隊長が来た事で僕はお預けをくらい、その後凛ちゃんは沖田隊長と共に屯所に帰ってしまった。
今にもキスしそうな瞬間を見られて凛ちゃんはまともに隊長の事を見れてなかったみたいだけど。
隊長曰く、凛ちゃんに新しい任務があるそうで、その話をする為に副長が探していたので呼びに来たとかなんとか…
でも去り際のあのしたり顔はきっと確信犯だ。
だが、今、こうして暖かい気持ちで温もりを感じながら張り込みを続けられるのも、凛ちゃんのおかげだ。
なんて可愛くて優しい彼女だろう。
俺には勿体ないくらい。
でも今更手放すことなんて出来ない。
いつまでも幸せでいられるように、嫌われないように頑張ろうと思いました。
山崎 退
━ fin ━