第14章 年末【土方十四郎】
「…っ…凛。」
「んっ……んぅっ……」
「なあ、聞いてるか。」
土方は律動を繰り返しながら凛に話しかける。
凛は土方の熱を受けとめるので精一杯だ。
「何ですか…っ…んんっ…」
「止めてやれねえが、聞いてくれ。」
「…んっ……はい…っ。」
頭の中が快楽で埋め尽くされそうだが、何とか少ない意識をかき集めた。
土方は凛の耳元に口を寄せた。
「今年は…本当に感謝している。」
「私の方こそ…」
「来年も、よろしく頼むぜ?」
「もちろんです……離さないでくださいね。」
「こんなイイ女、誰が手放すか。」
凛はにっこりと笑って土方の頭を愛しそうに撫でた。
土方はそれに応えるように、凛をギュッと抱きしめて一番深くまで楔を打ち付ける。
「――――……。」
中に熱い飛沫が解き放たれ、凛は土方の言葉を心に抱いて意識を手放した。
私も
愛しています
━ fin ━