第13章 初雪【高杉晋助】
「………おい。」
すべて挿れ終わった所で、高杉が凛に声をかけた。
凛はギュッと目を瞑って口を手で押さえ、息を詰めていた。
「おい。」
高杉がもう一度呼ぶと、凛はゆっくりと手を離した。
「高す………ん……」
凛の唇に柔らかいキスを落とす。
それを合図に高杉は律動を開始した。
「…んんっ…ぅんっ……」
まるで凛の喘ぎ声を閉じ込めるかのように熱いキスを交わしながら、高杉は凛の悦い所を攻めていく。
「……んん……んんっ!…んんん…っ!!」
「………んっ…くっ…」
高杉も時折情欲に満ちた息を漏らしながら、目を瞑って更に腰の動きを速めた。
凛は高杉にしがみついて必死にソレを受け止める。
「ぅん…っ……んんんん……っ!!」
全身をビクビクと震わせ、高杉の欲棒を強く締め付けながら凛は絶頂に達した。
「…ん……く……っ!!」
そしてその後すぐ、高杉も頂点に上り詰め、凛の奥深くに男の欲を解き放った。