第2章 クリスマス【沖田総悟】
12月25日、只今午前3時過ぎ。
凛は部屋で眠たい目を擦りながら書類書きに追われていた。
凛『あー…終わらない…眠たい…うー…終わらない…寝たい…』
フラフラしながら仕事をしていると、ふいに部屋の襖がスッと開いた。
沖「なんでぃ。まだ起きてやがんのかぃ。」
真選組一番隊隊長、沖田総悟が登場。
凛「あんたのせいで書くハメになった始末書書いてんのよ!!…てか何、その袋。」
沖「あ、コレですかぃ。」
沖田は担いでいた大きな袋をドサリと置いた。
沖「クリスマスって事で屯所の皆にプレゼントを配ってたんでさぁ。」
激辛タバスコ入りショートケーキだ。
もちろん、土方は特別仕様でマヨにしてある。
凛「…懲りないわね…あんたも…」
凛は呆れながら仕事に戻る。
沖「あんたにもあるんでさぁ。」
凛「(食ってたまるか!!)そこ置いといて。あとで食べるから。」
沖「あんたのだけは普通のにした。」
凛「…は?」
凛が振り向いた瞬間、目の前には沖田の顔。
そしてすぐに口に甘いクリームの味が広がった。