第10章 花火大会【沖田総悟】
「往生際が悪いんだよ!さっさとお縄につけやあああああ!!」
「くそっ!政府の犬がっ!!」
只今、真選組は御用改め真っ最中。
攘夷だなんだと叫んでいる志士達が集っていたのは、なんと、カラオケ。
凛は呆れていた。
凛「真選組の私が言うのも何だけど…攘夷ナメてんじゃねえぞ…」
しかも弱い雑魚ばかりときた。
凛はこの面倒な仕事をさっさと終わらそうと、目の前に立ちはだかる志士達をバッサバッサと切り捨てる。
「ぐあっ!」
凛「邪魔。どいて。」
― ズバッ ―
「し、死してなお、勝利の…栄光に輝かん…ことを…っ!」
凛「それ、ダ○ン・シャン。分かりにくいネタ止めて。」
― グサッ ―
「我が生涯に一片の…」
― シャキンッ ―
凛「少しは悔いろ。そしてラ○ウに謝れ。」
ズバズバ切り抜ける内に、前方に見覚えのある背中が見えてきた。