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【黒子のバスケ 森山由孝】 知り合い以上友達未満

第2章 俺の気持ち


と、いう訳なんだよ。

「俺とちゃんが話せるきっかけを作ってくれないか?」

部活終了後、誰も居なくなった部室で笠松にお願いをする。

他人に、しかも毎日顔を合わせている笠松に恋の相談するなんて、めちゃくちゃ恥ずかしい。
しかし目の前に座っている笠松は、ハァと深く溜息をつき、


「なんだよお前ら。馬鹿なんじゃねぇの?」

と呆れた表情で俺を睨みつける。

なんだよ、人が真剣に相談してるのに。
3年間秘密にしていた片思いを初めて他人に話したのに。

「アイツ、今日委員会の用事でまだ教室に残ってるから。今から行って告白して来い。」

ビッと教室棟を指差す笠松。

いきなり告白?マジで言ってんの?
同じクラスで話した事の無い男子に告白されたら普通断るに決まってるだろ?

「うるさい。良いから教室に行くぞ。」

嫌がる俺を無理矢理、教室の前に連れてきた笠松は、勢いよくドアを開けて俺を教室内へ突き飛ばした。
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