第24章 ゴンとヒソカと決戦当日
ドゴッ!
「ぐあっ!!!」
今度は背中を攻撃され、前に吹っ飛んでいくゴン。
なんとかリングに手をついて、その場に着地した………けど、もうゴンの目の前にはヒソカが!
「ゴン避けてぇえ!!!」
ヒソカが足を振り上げた瞬間、ゴンはギリギリで横に避ける。
ドゴォオオン!!!
「…!!!………なっ、」
『なんというキック力!!リングの石板を観客席まで蹴り飛ばしましたぁぁあ!!!』
ど、どんだけ力あるのヒソカ!!!?
つーかゴンが避けれられて良かった…!!
あそこに座ってた観客大丈夫なのかな?
でも、ヒソカはすぐにゴンへ方向転換し攻撃にかかる。
これがほんっとに速い!!
さっきの倍くらい速い!!
ドガッ!!
「ぐっ…!!」
『速い速い速ーい!!!見せたヒソカ選手!!本気です!!』
「クリティカルヒソカ!!プラスポイント3-2!!」
ああぁっ!!せっかくゴンが2ポイント取ってたのにヒソカの奴3ポイントも取りやがったぁぁ!!
あいつほんとに人間ですか!?
ゴンもヒソカの速さに驚いたのか、少し距離をおいたまま動かない。
「どうした?かかっておいでよ◆」
「やだね!作戦中」
あ、舌出してるゴンかわいい。
するとヒソカは人指し指を立てる。
ん?あれってどこかで見たような……
「そうかそれなら……無理にでもこっちへ来てもらおうか◆」
「!!!」
「ゴン!!凝だ!!」
キルアの一声で私とゴンは凝をした。
ヒソカの指先からゴンの頬まで、伸縮性の念が繋がっているのが見える。
あの念………私が散々被害にあったやつじゃないですか!!
そしてヒソカはニヤリと笑みを深くする。
「さて、何が起きるか分かるかな?◆」