第23章 発と水見式と念能力
「何だよ、じゃあ最初からオレ達に教えるつもりだったのかよ」
「えぇ"やる"と言ってくれれば……………さんは元々念を知っていたので試験の対象にはなっていませんが、中途半端なところは今回の修行で直りましたね」
「あ、あはは。どうも……」
中途半端ね……いや、もう直ったみたいだしいっか。
するとウイングさんはキルアを見た。
「キルア君、ぜひもう一度試験を受けて下さい。君なら次は必ず受かります」
あ、そっか。キルアは不合格になっちゃったんだっけ。
「今の君には十分素質がありますよ。私が保証します」
「…ま、気が向いたらね」
少し照れて顔をそらすキルア。
おいおいおい!!かわいいなおい!!
すると今度はゴンがウイングさんに話しかける。
「ねぇウイングさん!他の人達が今どんなか聞いてる??」
「あ!それ私も気になります!」
クラピカとかレオリオとかがめっちゃ気になる!
「えぇ、聞いてますよ」
「おお!」
「ハンゾーとクラピカは別の師範代の下、すでに念を会得しました」
「…!!!」
クラピカはともかく………ハンゾーとかめっちゃ懐かしい!!
いや、別に良い思い出があったわけじゃないからあんま覚えてないけど。
でもゴンとキルアはバッチリ覚えていたみたい。
「ハンゾーか、懐かしいね!」
「ゴンお願いハンゾーについては触れないで」
「そういえばお前メールしてんの?」
「するわけないでしょーか!!!」
アドレスもらった……つーか押しつけられたけども!
全然あんなハゲ好きじゃねーし!!!
「ハンゾーとさんはそんなに親しい仲なのですか?」
「ウイングさん気にしないで下さい関係とか全くないですから」
「コイツの未来の旦那だよ」
「キルアおいィィィィイ!!!」
あぁウイングさんそんな穏やかな目でこっち見ないでぇぇえ!!!