第5章 救助と合格と試験官ごっこ
ザッ、ザッ………
「釣竿?おもしろい武器だね♪ちょっと見せてよ◆」
ヒソカはどんどんこっちに向かって歩いてくる。
私とゴンは怖くて動けずに立ち尽くしていた。
すると
「てめぇの相手はオレだ!!」
レオリオがヒソカの後ろで攻撃体勢に入っていた。
「……!!だめ!レオリオ!!」
ゴッ!!
私が声を出したときには既に遅く、レオリオはヒソカに殴られ、空中を飛ぶ。
うわ、痛そう………。
「!?ゴン…!!」
ゴンもヒソカに向かっていく。
が、釣竿を当てようとしたら一瞬でゴンの背後に。
「…………!!!!」
ゴンはまだ気づいてない。
「…仲間を助けにきたのかい?いいコだね~◆」
ヒソカはゴンの首に手をかけようとした。
「…ゴンに触れるな変態ピエロォォォォォオ!!!」
私は全力でヒソカの方へ走り、回し蹴りを繰り出した。
ガンッ
なんと見事にクリーンヒット!!
私はゴンに駆け寄る。
「ゴン!大丈夫??……………てゆーか、私回し蹴りしちゃったよ。大丈夫かな?大丈夫かなぁ??私ヒソカに殺されないかなぁ?」
「!?落ち着いて!!大丈夫だから!」
「くっくっくっ……◆」
「!!!ひぃいいいっ!!」
ヒソカはまたこちらに歩いてきて、目の前にしゃがんだ。
ゴンは無言で私を背後へ隠す。
ギャアァァァァア////胸キュン半端ねぇェェェェ!!/////////
「大丈夫、殺しちゃいないよ◆彼は合格だから★」
ヒソカは私達の顔をじっとのぞきこむ。
え、きも←
「うん♪君達も合格、いいハンターになりなよ★」
合格……??なんのこっちゃ?