第18章 カストロとロリとヒソカ戦
「いやー圧倒的な試合だったな……って、お前大丈夫?」
「…うー、グロいもん見すぎた」
ヒソカ戦も終わり、私とキルアは200階に向かって歩いていた。
いや、ほんとに学んだことは大きいよ。
でもさ……
腕がちぎれちゃうとことか普通の人は見れないからね、ほんと。
ましてや目の前でカストロ………人が死んじゃうとことか、無理、無理すぎる。
「はそーゆーのに耐性つけねーとな」
「うん…無理なこと言わないでキルア」
グロいのに耐性なんてつきませんから。
「おい、ほんとに大丈夫か?」
「うん……ジュース飲めば気分変わるかも。ちょっと買ってくるね」
やっぱ疲れたときには糖分だよね!
「ちょい待ち」
「え?」
「はそこで座ってろ。オレが買ってくる」
「いや、いいよそんな……わ!」
ボスンッと近くの椅子に座らされる。
「いいか、そこ動いたら全力でデコピンするから」
「それはどんな死刑宣告ですか」
それでも動く元気はないので静かに座って待っていると、缶ジュースを2つ持ったキルアが戻ってきた。
「ん」
「あ、ありがと…」
………あ、あれ?
キルアってこんなに優しかったっけ?
「…………」
「………飲まねーの?」
「の、飲む飲む!」
なんか調子狂うよ!
優しいキルアとか珍しすぎる!
「少し休んで戻ろうぜ。今日は色々衝撃だったし」
「…デレのキルアか……………」
「なんか言った?」
「いいえ何も」