第14章 猫災 (影山飛雄)☆
猫ごときが・・・我慢できねぇ。俺はつばさの腕をつかんだ。
影「・・・・おい、つばさ。いい加減、俺の事かまえよ」
貴「あ、ごめんね」
つばさは顔が真っ赤になった。そして彼女はヤツを抱き上げる。
貴「ソラ、ごめんね。ゲージに入っててね」
影(ザマみろ、お前は檻ン中で大人しくしてろ)
貴「こんなことなら手術入院、今日にしとけばよかったな」
影「手術?」
貴「うん、そろそろ去勢手術受けた方がいい時期なんだよね」
影「・・・そ、そうか」
(って、オイ。今からヤルって時に去勢なんて言うんじゃねーよ!萎えるじゃねーか。お前は俺とシたいのか?シたくないのか?どっちなんだよ!)
俺は頭を抱えた。
ヤツをゲージに入れて戻ってきたつばさはソファーに座り、俺に寄り掛かる。
貴「へへ、飛雄の髪の匂い私と一緒だね」
俺はつばさの笑顔に気を取り直し、彼女の頭をそっと撫でる。こうして触れるのも久しぶりだ。つばさの髪がサラサラと音を立てる。
貴「飛雄?」
その声に誘われるように、俺は彼女の肩を抱き寄せ何度もキスをした。
影「・・・お前の部屋行くぞ」
貴「・・・うん」
部屋に入り、つばさに長く深いキスをする。唇を離した時、彼女の眼はもう潤んでいた。
俺はつばさをベッドに押し倒し、彼女の身体に赤い印を残す。
何をしても反応し、可愛い鳴き声に煽られた俺は何度も彼女を抱いた・・・。