第1章 食べ尽くせ!Ψ高級イタリアン!
海藤「ふーん…。あ、あの明太子パスタも美味しそうじゃないか?」
「でしたら!+50円で大盛に、サラダを付ける事もできますよ!?」ずいっ
海藤「あ…結構です…」
今素が出たよな?
「でしたら!ローストビーフなどはいかがですか!?お客様の召し上がっている
野菜たっぷりイタリアンパスタと対称的なので、ご満足いただけること間違いナシ!」
……ゴリ押ししてくるなこのひと。とんでもない店に入ってしまったようだ……。
「いまならコーヒーゼリーが、280円のところを580円に!」
よし、コーヒーゼリー一つ追加だ。
「毎度ありー!」
海藤「斉木!」
はっ!?僕とした事が!
燃堂「お?相棒追加すんのか?」
燃堂、悪いが今は黙っててくれ。
「お待たせいたしました。コーヒーゼリーです!」
海藤「今から返せば間に合うかもしれないぞ!」
……いや、いい。来てしまったものは仕方がない。
「他に追加のあるお客様はいますか?」
こら、客の目の前で待ち構えるな。
燃堂「わりーけどよぉ、今追加するもんねーんだ」
おお!ナイス燃堂!燃堂に助けられるとは…!
「で、では、ごゆっくり……」
よし、店員も下がってくれた。
これ以上買わない。そして、ここから立ち去るための作戦会議を
始めよう。