第1章 はじまりの春
それからまゆとは
すごく仲良くなれた。
一週間たつころには、
もうすっかり
バカをやれる仲に(笑)
まゆは見た目がかわいいのに
まったく気取らないし
おもしろい。
結構先輩からも
注目されてるけど
気づいてないみたい(笑)
帰り道にふたりで
帰るのももう当たり前になった。
ま『たえはさ、
クラスでかっこいいひと
誰だとおもう??』
「えーっ...まだよく
わかんないなぁー」
ま『たえの
うしろの席のひとって
男の子だよね??』
「あぁ....気にしたこと
なかったかも(笑)
名前は....二宮...
ナントカくん?(笑)」
うしろの席は
たしかに男の子だった
気がする。
でもあんまり
しゃべらないから
名前も顔もわからない。
ま『うしろの席の子の
名前くらいおぼえなよー(笑)』
「そうだよね....
あした確認してみる!(笑)」
二宮くん。
苗字しかわかんないけど
どんなひとだろうか