• テキストサイズ

【HQ!!】私の居場所。

第3章 *Place to stay。~Necessity~


―土曜日―

朝、いつもより早く目が覚めた。
朝ごはん食べて、顔洗って……服は制服でいっか。
よしっ、準備バッチリ!……………なのに


「時間教えてもらってないじゃん!!」


一体何時に行けばいいのだろう。
肝心な時間を聞くのを忘れていた。


「悩んでても仕方ないし……行くか」


大体いつも学校へ行く時間帯はこの頃だ。
第二体育館にも、誰かしら人は居るだろう。


「行ってきまー…す…っ!?」


勢い良く家を出る。と同時に私の目の前に現れた、黒縁メガネの男の子。


「…そんなに警戒しないでよ」

「な…っ、ビックリしただけですし!」


そう、それは昨日日向くんたちに突っかかってた、月島 蛍。


「ふーん…どうでもいいけど。じゃあね」


昨日も思ったけど、感じ悪いな。
フッと馬鹿にしたように笑われて少しイラッとする私を横目に、月島くんは足を進めた。
/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp