第8章 私が握る手
銀「黙ってりゃてめぇら好き放題言いやがって!!そっとしとけねぇのか!!銀さんのハートは生まれたての雛のように繊細なの!!ガラス以上に脆いハートなの!!」
凛は無言で黙々と食事をしている。
だが心なしか顔が赤い。
新「でも告白聞いちゃいましたし。」
神「聞かなかった事には出来ないアル。」
銀「だからなんで先帰らなかったんだよぉぉぉ」
新「まあまあ、もう過去には出来ないわけですし?」
神「黙っててソワソワする二人を見守るなんて出来ないネ。もういいから堂々とするヨロシ。」
銀「よろしくねぇよ…」
大きな溜め息をついて片手で顔を覆った。
凛「今すぐどうこうするつもりないし、私はまだ銀さんを好きなわけじゃないから。だから何も変わらないわ。二人共普段通りにして?」
いたたまれなくなった凛は二人にそう声をかけた。
銀「…それを告白した奴の前で堂々言うなよ…」
新「まあ…凛さんがそう言うならいいですけど。」
神「凛ちゃんの頼みなら仕方ないアル。努力するネ。」
それからは四人仲良く(主に三人がおかず争奪戦を繰り広げながら)ご飯を食べた。