第8章 私が握る手
凛が銀時から告白を受けて数日、二人は何事もなく過ごしていた。
だが、周りはほっとかなかった。
新「皆さん、ご飯ですよー。」
神「遅いネ、新八の分際で!!」
新「文句あるなら食うな!!あ、凛さんは銀さんの隣でお願いしますよ。」
神「アーンするなら隣同士のがいいネ♪」
新「でもそれ目の当たりにしたくないよね。」
神「机挟んでされるよりいいアル。私のおかずまたいでイチャイチャされたくないネ。」
新「皆のおかずだからね。じゃあ今度からお皿分けようか。あ、もちろんそこの二人は一つでいいですよね。」
神「なんならコップも一つにするアル。」
新「お箸も一本ずつにするとか。」
神「挙げ句の果てに布団も一つネ!!」
新「いや、神楽ちゃん、それは危ないでしょ。」
神「もし始まったら私は新八の家に逃げ込むネ。」
新「あ、そうだね。じゃあ僕もこれから出勤はなるべく遅くした方がいいのかな。」
神「私は定春の散歩をより早く、より長くするネ。」
銀「お前らいい加減にしろぉぉぉぉぉぉ!!」
いつものように、銀時の叫びがこだまするのであった。