第7章 あなたの想い
銀「おっしゃ。帰るか。」
新「はーい。」
神「お腹空いたアルーッ!!」
だが凛は動けないでいた。
銀「……?………おい、お前ら。先帰ってろ。」
そう言って銀時は凛と二人きりになった。
銀「おい、言いたい事があるなら言えよ。」
凛「…ホントに、あれでいいの?」
銀「当の本人達がいいっつってんだからいいだろ。」
凛「裏切るかもしんないんだよ…?」
銀「もうねぇだろ。」
凛「なんでそう言い切れるの?」
銀「お互いに、大切に思ってるって事がわかればいいんだよ。」
凛「そうか……あの子は私と違うもんね。愛してくれる人が、まだそばにいるもんね。」
どうやら凛は子供を自分と重ねていたらしい。
凛「あの子にはまだお父さんもいるし未来もある。まだまだこれからか…うん。全然違うね。」
そう言う凛の顔はとても寂しそうだった。
銀「…お前にもいるぜ?」
凛「え?」
銀「お前はもう万事屋の一員だ。新八も神楽も、知り合った奴らにとってお前はもう大切な存在になってんだよ。」