第7章 あなたの想い
神「さゆりちゃん…大丈夫アルか…?」
神楽が心配そうに子供を見れば、子供は泣きそうな顔をして言った。
子「あたしがママの本当の子じゃないって事は知ってた…だから…今回迷惑をかけちゃったから、どのみち家は出ていくつもりだったんだ。」
だから大丈夫、と言って寂しそうな笑顔を見せる。
銀「ま、お前の父親は本当に心配してたぞ。これからは安心だろ。」
子「…銀髪のお兄ちゃん。あたしは行かないよ。」
銀「なんだと。」
子「ママに今までいっぱい苦労させちゃったから、ママに幸せになってもらいたいの。だからママだけパパの所に行って?」
母「さゆり…」
子「ママ、今まで育ててくれてありがとう。これからは幸せになってね。」
子供がそう言うと女は顔を歪ませて子供を抱き締めた。
銀「なんだよ、結局は離れたくないんじゃねーか。」
新「今まで文句を言いながらも、一緒にいたのはかわいかったからみたいですね。」
神「いたいなら一緒にいればいいネ!!。」
母「…ごめん!!…ごめんっ!!酷い事言ってごめん!!」
子「ママ…じゃあ…一緒にいてくれるの?」
母「さゆりが…いいって言ってくれるなら…っ!!一緒にいたい!!」
子「…う…うぇぇぇぇん!!」