第7章 あなたの想い
神「皆無事アルか!?」
凛「大丈夫よ。」
新「僕はちょっと眼鏡にキズ入っちゃいましたけどね。でも僕自身は大丈夫ですよ。」
銀「大怪我じゃねぇか!!」
新「僕本体は眼鏡じゃないから!!」
うん、全員無事のようだ。
だが、その時、母親の怒鳴り声が響いた。
母「冗談じゃないわ!!もうあんたなんか面倒見きれない!!」
見れば、持ってきたアタッシュケースを抱え、倒れた敵から取ったのであろう刀を構えている。
子「ママ…?」
母「ママなんて呼ばないで!!あなたは私の子供じゃない。折角…子供さえ手に入れば、持ってきた1000万と共に解放してやるって言われたのに…また貧乏暮らしなんて勘弁よ!!このお金は私のものよ!!」
その言葉に凛は薙刀を構えて母親めがけて飛び出した。
銀「依頼人の育て親だぞ。殺すな。」
すんでのところで銀時に止められた。
ガッチリ捕まれた薙刀はピクリとも動かない。
凛「なんで…あの子は勇気を振り絞ってこいつを救おうとしたんだ!!それを…」
銀「ほっとけ。」
意外にも、銀時の口から冷たい言葉が出た。