第6章 復讐の念
しばらくお互いの目を見つめ、高杉がふとニヤリと笑った。
高「わぁったよ。だが、俺の気はそんなに長くねぇ。それに…俺はお前が欲しい。」
凛は耳を疑った。
高「勘違いすんな。戦力として、だ。今度お前を迎えに行く。嫌だと言うなら…お前も銀時と同様、戦うだけさ。」
凛「ついていくか戦うかしかないのね。」
高「俺は指名手配犯だぞ?仲良く暮らす、なんて夢物語、てめぇの夢の中だけにしやがれ。」
凛「…わかった。近々答えを出しておくわ。」
高「グダグダ説明のいらねぇヤツは嫌いじゃねぇ。じゃ…いい返事期待してるぜ。」
そう言って高杉はお金をおいてどこかへ消えていった。
凛はしばらくの間椅子に座ったまま高杉の言葉について考えていた。