第5章 変化
嫌だと拒まれたらすぐに離すつもりだった。
だが…予想外にも、凛は抵抗しなかった。
若干体に力が入ってはいるが…
俺は地上に着くまで凛を堪能した。
愛しくてたまらない。
唇から額まで一通り口付けて顔を離して凛を見れば、ギュッと目を瞑ったままだった。
銀「…凛?」
恐る恐る目を開ける凛。
頬を少し染め、クリクリとした目が若干うるんでいる。
銀「嫌がらないんだね。」
そう言うと凛は一気に顔を赤くした。
そしてちょうど地上に着く。
俺がエレベーターを降りれば、凛も慌てて降りてきた。
緊張しながらも、俺のキスを受け入れている凛の姿が目に焼きついて離れない。
柄にもなく、俺の心臓はドキドキしていた。
━ 銀時side fin ━