第5章 変化
そういえば、さっき月詠や日輪と何を話していたのだろうか。
凛「銀さん。さっき何の話してたの?」
凛が尋ねたら銀時は一気に真っ赤になった。
銀「な、何にも無えよ!!」
凛「何も無いわけないでしょ。教えてよ。」
銀「てめーには関係ねぇ事だ。」
凛「なによ。私だけ仲間外れ?いーわよ。どーせ可愛い女の子用意しとくから次は一人で来いとか言われたんでしょ。」
銀「違ぇーよ!!いや、それはそれで嬉しいけど、違う。」
凛「ほーら!!やっぱそういう系なんでしょ。別にいいんじゃない?年頃のおっさんだし。」
銀「年頃のおっさんってなに!?それただの中年だよね!?」
言い争ったまま地上へのエレベーターに乗る。
凛「そういえば月詠さんともいい雰囲気だったじゃない?彼女もまんざらでもなさそうだったし、良かったわねー。モテモテだねー!!」
銀「だから違うって!!てかあいつは無い。あれはないわ。」
凛「またまた嘘言っちゃって。嫌よ嫌よも好きの内?」
銀「違うって言ってんだろ。」
凛「じゃあ何なのよ。教えてくれたっていいじゃ…」
凛の言葉は途中で遮られた。
目の前には銀時の顔。
銀時の唇が凛の唇をふさいでいた。