第1章 出会い
少女が風呂から上がって居間に入ると、銀時は読んでいたジャンプから目を離した。
「あ、お風呂、ありがとうございました。」
一応少女は礼を言う。
すると台所から、先程はいなかった青年が出てきた。
新「あ、そこのソファに座ってください。」
銀「新八、髪切ってやってくれ。」
新「分かってますよ。あ、失礼しますね。」
そう言って少女の肩にタオルをかけ、ハサミを取り出した。
「いや、何もそこまで…」
銀「遠慮すんな。ついでだ。」
新「そんなに前髪長かったら邪魔でしょう。」
「え…でも…」
神「安心するネ。新八はメガネだけど手先は器用アル!!」
新「メガネ関係ないよね!?」
申し訳なかったが、新八が既に切る体勢に入っていたため、ここは素直に好意を受けることにした。