第4章 新たな生活
━ 銀時side ━
妙「銀さん、ちょっといいですか。」
新八達が帰る時、俺はお妙に呼び出された。
銀「なんだ。」
妙「凛ちゃんの事ですけど…」
銀「心配すんな。いくら俺でも喰ったりしねえよ。」
妙「当たり前でしょ。違うの、凛ちゃんの体の事です。」
銀「体…?」
妙「今日着物を着付ける時に見たんですけど、かなり傷が残ってるんです。」
なんだと…
妙「あまり見えない所だけど…やっぱり女の子だからかわいそうで。何とかしてあげてくださいね。」
銀「ったく…俺は便利屋じゃねぇぞ。何でも出来るわけじゃねえ。」
妙「でも、彼女の為なら何とかするでしょう?」
銀「………。」
図星だ。
俺は頭を掻いた。
妙「じゃあよろしくお願いしますね。」
そう言ってお妙は帰っていった。