第4章 新たな生活
凛の涙が止まるまでずっと、銀時は優しく凛を抱きながら頭を撫で続けた。
涙を人に見せる事を嫌う凛がようやく泣いた事に安心した。
まだ完全に愛情の暖かさを忘れていない証拠である。
凛「ごめんなさい。もう大丈夫です。」
源「謝るこた無ぇよ。」
銀「じいさん、依頼の方は…」
源「いい思いさせてくれた礼だ。タダでやってやるよ。」
凛「本当ですか!?」
源「もちろんだ。ただ…おめぇさんが母親の愛情を無駄にするような事があれば、きっちりお代貰いに行く。」
凛「わかりました…ありがとうございます。」
それから凛は源外のじいさんに依頼内容を伝えた。
じいさん曰く一週間くらいで出来上がるそうで、銀時と凛はひとまずじいさんの所を後にした。