第4章 新たな生活
話し終わって少しの沈黙が流れた後、源外のじいさんが再び口を開いた。
源「驚いたぞ…」
銀「すげえ偶然もあるもんだな。」
源「いや、それもだが、それだけじゃねぇ。」
銀「?」
源「おめぇさん…凛と言ったか。おっかさんそっくりだぞ。いいツラ、もらったな。間違いなくあいつはおめぇさんの母親だ。」
銀「……凛?」
凛は口を開けないでいた。
だが銀時が横から見ると耳が真っ赤だった。
我慢しているのか、少し震えている。
銀時は優しく凛の肩を抱き寄せた。
銀「残した言葉…最高の言葉だな。お前…愛されてるぜ。」
凛は顔を手で覆って、時折嗚咽を洩らしながら涙を流した。