第4章 新たな生活
源外のじいさんの所に着いて、銀時は凛をじいさんに紹介した。
銀「じいさん、こいつは一ノ瀬凛。今日の依頼はこいつだ。」
凛「どうも。はじめまして。」
源「一ノ瀬…?おめぇさん、ちょっとこっち寄りな。」
ゴーグルの奥からまじまじと凛を見る。
源「…親はいんのか。」
いきなり何だ。
凛「いえ…いません…というかわかりません。」
源「捨てられたのか。」
銀「おい、じいさん。」
凛「銀さん、構わないわ。ええ、捨てられました。」
源「俺はおめぇさんの母親を知ってる。」
いきなりの衝撃的事実に、銀時も凛もビックリした。
凛「え!?どうして…」
源「知ってるっつーと語弊があるか。正しく言うと会った事がある、だな。」
銀「どういう事だ、じいさん。」
源「以前、まだ指名手配される前で息子がいた頃にな、出前カラクリしてたんだよ。公園行って母親に子供用カラクリ売ったりな。その時もの寂しそうな母親が一人いたんで、どうしたって話しかけたんだよ。」
源外のじいさんの口から意外な事実が次々と飛び出す。
凛は口を挟めずにいた。