第4章 新たな生活
妙「というわけで早速皆で買い物に出掛けましょ。」
有無も言わさず妙は玄関へと向かった。
新八と神楽も後に続く。
銀「ったく…反論の余地も無しかよ。」
どっこらせ、と腰をあげる銀時に凛は近寄った。
凛「銀さん、無理ならいいの。お金無いでしょ。」
銀「ん?金の心配ならいらねぇ。贅沢はさせらんねえが、元々必要な物は買いに行くつもりだったからな。それに…俺じゃ分からねぇ物もあるし。」
女同士の方が色々相談しやすいと思い、着物を譲ってもらうついでにお妙も誘うつもりだったようだ。
つくづく優しい男だ。
凛「…ありがとう。」
何度目ともわからない感謝の言葉を凛は呟く。
銀時は、ん、とそっけなく返事した後、ポンポンと凛の頭を撫でて自身も玄関へ向かった。
凛はその行動にちょっとドキドキしながら銀時の後に続いた。