第11章 私の気持ち
銀「おいおい、おっさん。こんな女止めとけや。毎日が戦場だぜ。」
凛「…どういう事よ…殴るわよ。」
ボス「…うぬは…」
操縦室の入口には銀時がいた。
ボス「生きていたか…ふん、馬鹿め。武器を投げおって。もうヌシは丸腰…」
凛「な、ワケないでしょ。」
凛の手には投げられた木刀が握られていた。
ボス「なっ!?」
凛「あんたが目を離した隙に取ったのよ。…黒蝶をナメんじゃないわよ。」
凛は銀時に木刀を渡した。
銀時は木刀を持って凛をボスから隠すように前に躍り出た。
銀「こいつは俺の女だ。てめぇなんぞにもう触らせねぇよ。こいつを散々傷付けた落とし前…ここでつけてやる。」
銀時がボスを睨んだ。
ボス「…調子に乗るなよ!!人間風情があああああ!!」
襲い来る獣に向かいながら静かに言った。
銀「大切な女にちょっかい出されてキレた男がどれほど強いか…身をもって知りな。」