第11章 私の気持ち
ボスは操縦室にいた。
そしてそこにたどり着いたのは
凛「ここまでよ。大人しく捕まりなさい。」
凛だった。
ボス「ぬしらを少し見くびっていたようだ。だが、ここで負けるワケにはいかぬよ。」
凛「なら戦うまでだわ。」
凛は薙刀を構えた。
ボス「ふむ…血に濡れてはいるが…貴様なかなか上等ではないか。」
凛「は?何を…」
ボス「傷を負ってはいるが、貴様になど負ける気はせん。だが殺すのは勿体ない。どうだ、我の妾にならぬか。」
凛「冗談も休み休み言って!!」
凛はボスに飛びかかった。
だが凛の攻撃は易々とかわされた。
バシッ
凛「あうっ!!」
武器をはたきおとされ、凛はボスに捕まった。
ボス「見れば見るほど良い人間だな。…最後のチャンスだ。我の女になれ。でなければこの腕、へし折る。」
凛の腕がミシミシと音を立てる。
凛「あっ…ぐ…!!」
ボス「言わぬか。ならば……!?」
ボスが腕を折ろうとした時一本の木刀が飛んできて、驚いた隙に凛はボスから離れた。