第11章 私の気持ち
各々が敵に向かって飛び出した。
ボス「…警察気取りか。愚かな者共め。」
銀時の木刀を受けとめて言う。
銀「んな大層なモンじゃねぇよ。ウチの居候が遊び相手いなくなって寂しいってメソメソ泣くからよ。」
凛「泣いてねーよ!!ウダウダ言ってないでさっさと片付けて!!」
遠くで凛が叫んだ。
だが、そう簡単にはいかない。
何度か刀を交えていたが、倒れた天人に引っ掛かって体がよろめいた隙に、銀時はボスに肩から腰にかけてバッサリ切られた。
銀「ぐっ!?はぁ!!」
吹っ飛ぶ銀時。
凛「銀さん!?」
凛は手近な天人をぶった切って銀時の元へ駆けつける。
ボス「…ぐ…なかなか…やりおる…」
何度か攻撃を受けていたようで、銀時が倒れた隙にボスは更に奥へと姿を消した。
凛「銀さん!銀さん!!」
凛が呼び掛けるが…銀時は血をダラダラ流しながら苦しそうに目を瞑ったままだった。