第2章 黒蝶(銀時side)
天人「頭ぁ!!こいつらどうします?ぐっちゃぐちゃにしやしょうか!!」
頭「…なかなか有望な猛者共ではないか。」
戦いを見ていた頭らしき天人は感心したように俺らを見ていた。
逃げようにも、縄できつく縛りあげられていて身動きがとれない。
頭「貴様らとは戦場で改めて相まみえたい。ここは見逃してやる。」
天人「え!?」
頭「だが少し眠っていてもらう。追いかけられるのはごめんだ。」
そう言うと、一緒に捕まったヅラと高杉が気絶させられた。
銀「待て…てめぇらは戦場で叩きのめしてやる…だけどその前に、娘の行方を教えやがれ。」
頭「…一人、まるで鮮やかな蝶の如く美しい動きで抵抗している女がいた。それが貴様らの探す人物かどうかはわからぬがな。」
銀「そいつを…どうしやがった。」
頭「滅法強かったな。我らは"黒蝶"と呼んでまず其奴の始末を優先した。だが我が直接手を下したわけではない。殺したかどうかは分からぬが…まあこの村を見た感じ、生き残ってはおらぬだろうな。」
銀「な…くそっ…てめぇらはぜってぇぶっ殺す…!!」
その言葉を最後に銀時は気絶させられた。